ニュースリリース

「メカクール」for Medicalが300時間対応に!
医療医薬用で従来比5.6倍の長時間定温輸送を実現

2013年4月26日

情報管理ソリューションのトッパン・フォームズ株式会社(以下、トッパンフォームズ)は、高機能保冷剤「メカクール」を活用した医薬医療用定温輸送で従来の5.6倍となる最大300時間の温度維持を実現する技術を開発しました。長時間定温輸送の実現により、輸送手段の選択肢が広がります。船便しか使えない地域への輸送や航空便よりも低コストの輸送が可能となり、定温輸送の範囲が一気に拡大します。本日より販売を開始します。

製品写真

開発の背景

トッパンフォームズでは、昨年10月より「メカクール」for Medicalを販売していますが、海外輸送など陸送から空輸、さらに内陸への陸送といった長時間を要する場合、輸送箱に保冷剤やドライアイスを追加したり、輸送箱の入れ替えなど途中での対応が必要なケースがありました。この場合、ハンドリングが悪く温度の安定維持にも問題があることから、長時間定温を維持できる輸送箱への要望が高まっていました。
そこで当社では、輸送箱の素材や構造に改良を加え、従来品に比べ外気温の影響を受けにくい保冷箱を開発しました。具体的には、外気温度-20℃の場合で箱内が2~8℃の温度域を300時間(約12日間)維持可能です。今回の新製品の活用により、陸・海・空の各輸送手段を組み合わせた輸送でも、保冷剤やドライアイスを追加投入することなく、箱の入れ替えも無しに一定の温度を長時間保った状態で医薬医療品を輸送することが可能となります。

今後の展開

トッパンフォームズでは、厳格な品質管理が求められる医療分野などの温度管理輸送、航空機輸送を必要とするお客様に対し、今回の新製品を含め「メカクール」for Medical関連で2014年度までに10億円の売り上げを見込んでいます。

※「メカクール」for Medicalは、高機能保冷剤「メカクール」と特殊ポケットを装着した専用保冷箱を組み合わせた2つの温度領域専用(冷蔵2℃~8℃、常温15℃~25℃)の定温輸送用ソリューションです。この保冷剤は、業界で初めて日本海事検定協会から、“可燃性物質に該当しない”との認定を受けており、安心して輸送にお使いいただけます。

特長

  1. 外気温度40℃で2℃~8℃の温度域を175時間(7日間)維持※1
  2. 外気温度-20℃で2℃~8℃の温度域を300時間(12日間)維持※1
  3. UN法の危険物に該当せず(日本海事検定協会認定)、船舶、飛行機(航空会社により条件が異なる)に搭載が可能
  4. 箱への名入れ印刷、温度・入出庫などの履歴管理システムを用意(オプション)

※1 当社規定の実験方法による結果です。温度環境、輸送環境などにより結果は異なります。

以上

※「メカクール」は、トッパン・フォームズ株式会社の登録商標です。

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TOPPANエッジ株式会社

経営企画部広報チーム
本社:東京都港区東新橋1-7-3
TEL:03(6253)5730<代表>

※ニュースリリースに記載された内容は発表日現在のものです。その後予告なく変更されることがあります。