ニュースリリース

航空会社向け新手荷物タグを開発・提供
全日本空輸様の自動手荷物預け機でご採用

2016年7月7日

情報管理ソリューションのトッパン・フォームズ株式会社(以下、トッパンフォームズ)は、独自の新機能を持つ、航空会社向け自動手荷物預け機対応の手荷物タグを開発しました。手荷物タグは通常、のりを裏面全面に塗布してありますが、一部にのりを塗布しない領域を設けた部分塗工を手荷物タグに初めて採用しました(特許申請中)。手荷物タグは使用時に両端部分にあるのりを塗布した部分のみが貼り付くため、のり非塗布部分がリング状になって手荷物の取っ手とタグの間に空間ができ、手荷物の上方にタグがはみ出る「立ち上がり」現象を防ぐことができます(図1)。これにより、自動手荷物預け機内部の荷物サイズを計測するセンサーの誤感知をなくし、スムーズな運用を可能にしました。この結果、お客様の手荷物手続きの待ち時間は、従来繁忙期には10~20分程度かかっていたものが、約5分程度まで短縮され、顧客サービスの向上へと寄与しています。
本手荷物タグは、全日本空輸株式会社様にご採用いただき、2016年2月より羽田空港の自動手荷物預け機で使用されています。自動手荷物預け機は世界の国際空港で導入が進んでおり、今後、多数の空港で本手荷物タグをご採用いただけることを期待しております。

[図1]部分塗工タグの場合、全面塗工タグと比べ、手荷物の取っ手とタグの間に空間ができるため、タグの「立ち上がり」を防止

特長

  1. 自社工場での製造
    さまざまな形状のビジネスフォームやタグの製造で培った用紙の加工やのりの塗工技術など、当社ならではの製造ノウハウを駆使することで、部分塗工の形状を世界で初めて開発しました。
  2. タグ同士を接着させることで、オペレーションを簡略化
    タグの裏面に塗布したのり同士が接着する自着タイプかつ、のりを着色することで取り付け面を分かりやすくすることで、シンプルなオペレーションを実現しました。
  3. 接着面の剥離紙削減による環境負荷低減
    剥離紙を使用していないため、無駄なごみが発生せず、環境負荷を低減します。また、搭乗者様がごみを処理する必要がなくなるため、サービスの向上にもつながります。
一部に非接着領域を設けた部分塗工タグ

今後の展開

現在、航空業界各社では旅客サービス向上のために手荷物の預かりやチェックインの自動化が進められています。その中で自動手荷物預け機に対応する手荷物タグに対する需要も高まっています。
トッパンフォームズでは、独自の製造ノウハウを活かした本手荷物タグを拡販し、2020年までに累計5億円の売上を目指します。
また、お客様のニーズに合わせ、新たな用途開発にも取り組む予定です。

以上

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TOPPANエッジ株式会社

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