ニュースリリース

危機感を抱かせてリスク回避の行動を促す! 「リスク感度データベース」を活用したサービスを提供開始

2018年1月16日

デジタルハイブリッドのトッパン・フォームズ株式会社(以下トッパンフォームズ)は、 この度構築した「リスク感度データベース」を活用して、健康やお金などに対して感じるリスクを生活者一人ひとりに適切に伝えるためのリスク訴求を最適化するサービスの提供を開始します。

例えば健康診断の受診通知や督促通知など何か行動を促す通知において「面倒だ、忙しい」と先送りしがちではあるものの、その行動をしないと本人自身や通知した側がいずれ不利益を被ってしまうような事象があります。トッパンフォームズは通知を受け取ってすぐに行動してもらうためには受け手それぞれのリスク感度に合った訴求をすることが重要と考え、当サービスを開発しました。
「リスク感度データベース」は当社が実施した定量調査をもとに構築した独自データベースです。さまざまな世代や性別、価値観を持った方がリスクに対してどのような捉え方をするのかという感受性を整理しデータベース化しています。当サービスでは「リスク感度データベース」とお客さまが保持している顧客データを照合し、さまざまな軸で分析、分類。各分類がリスクを感じるポイントを導き出すことで、一人ひとりに訴求内容を最適化し、コミュニケーションの目的達成をサポートいたします。

・病気のリスクに対するリスク訴求最適化の例

開発の背景

従来より小売・サービスなどのマーケティング分野においては、顧客のセグメンテーションを行い、一人ひとりに最適な訴求方法を研究してきました。その一方で上述のようなリスクを伝えるコミュニケーションは対象者全員に一様に事務的なメッセージを発信することが多い状況にあり、リスクが適切に伝わらず結果として行動に結びつきにくいという課題がありました。
当社は事務通知物や帳票において培った「分かりやすく伝える知見」と長年のダイレクトメール研究において培った「行動させる知見」を活かして、リスクを伝えるシーンにおいて最適なコミュニケーションの実現を支援いたします。

今後の展開

トッパンフォームズは今後もリスクが伝わるメッセージやデザインについて視線計測などの行動科学や脳科学などの分野からも研究を続け、よりその人に適したリスク情報の伝え方を追求してまいります。また当サービスを活用したデータ分析やデザイン改善などのご提案を行い、今年度中に5社の採用を目指します。
また当社の独自サービスである「Ugocus Engine(ウゴカスエンジン)*1」や「エリアスタイル*2」といった既存サービスと組み合わせて、より詳細な分析やクリエイティブ開発を実現します。

以上

*1「Ugocus Engine(ウゴカス エンジン)」はトッパンフォームズが保有する独自のデザイン嗜好性データベースです。「ウゴカス エンジン」は個客をデザインの嗜好性別に15 のクラスターに分類し、クラスターごとに最適なデザインテイスト、レイアウト、キャッチコピーなどの提案を可能にしています。また紙・Web・スマートフォンなど企業と個客のタッチポイントにおいて、直感的に心地良く感じるコミュニケーションの実現を目指して開発されており、金融機関や製造業などのお客さまに活用されています。

*2「エリアスタイル」は住所にひもづいた推定ライフスタイルを顧客情報に追加できる分析データベースです。生活環境や価値判断基準などの顧客属性を考慮した顧客分析が可能になります。

■LABOLIS(ラボリス)について

ラボリスではお客様の個客コミュニケーション上の企画課題に対して、アンケートによる生活者調査や視線計測調査、顧客データ分析などの科学的なアプローチを用いたサービスにより、お客さまと共に最適な解決策の発見・企画を行います。
詳しくはこちらをご覧ください。
URL:http://labolis.toppan-f.co.jp/

※「デジタルハイブリッド」「Ugocus」「LABOLIS/ラボリス」はトッパン・フォームズ株式会社の登録商標です。

※「リスク感度データベース」はトッパン・フォームズ株式会社にて、商標登録出願中です。

※その他記載された製品名などは、各社の登録商標あるいは商標です。

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TOPPANエッジ株式会社

経営企画部広報チーム
本社:東京都港区東新橋1-7-3
TEL:03(6253)5730<代表>

※ニュースリリースに記載された内容は発表日現在のものです。その後予告なく変更されることがあります。