ニュースリリース

シニア層向けデザイン診断サービス「シニアフィット診断」を提供開始
認知研究の専門家監修、マルチチャネルにも対応可能

2018年3月15日

デジタルハイブリッドのトッパン・フォームズ株式会社(以下トッパンフォームズ)は、シニア層に分かりやすい情報の提供と安心感の醸成を実現するデザイン診断サービス「シニアフィット診断」を、認知研究の専門家である早稲田大学 渡邊克巳教授監修の下に開発。シニア層を顧客に持つ企業・自治体などへ、本日3月15日からサービスの提供を開始します。
「シニアフィット診断」とは情報伝達分野において認知度や理解度が低下傾向にあるシニア層に対して、読みづらさを感じる点を独自の診断により洗い出し、デザイン改善へとつなげるサービスです。ユニバーサルデザイン(UD)の視点と認知研究の専門家の視点、科学的な視点を組み合わせて、多角的な視点から診断をすることで、シニア層に最適なデザインを導き出します。
また「シニアフィット診断」は紙媒体だけではなくWebページやスマートフォン・タブレット向けアプリといったデジタル媒体までも対象とします。そのためシニア向けの情報伝達のサポートをマルチチャネルで行うことが可能です。

シニアフィット診断 サービスイメージ

背景

少子高齢化社会が拡大する中、日本のシニア層(65歳以上)の人口は総務省統計局の調査によると、2017年9月15日時点で3,514万人と推計され、総人口に占める割合で27.7%にのぼります※1。その中でシニア層とのコミュニケーション改善ニーズは多く、今後も増加していくと思われます。
当社のUDによる情報伝達改善サービスは、さまざまな世代の方をターゲットとし、紙・デジタル媒体問わず、多数の実績を上げてきていますが、本サービスはシニア層にターゲットを絞り込むことによって、より効果的な情報伝達を目指すものです。

特長

  1. UD視点での診断
    UDの専門家がシニア専用に用意したチェックリストに基づき、デザイン面でのレイアウト、アートワークに対して、診断(ヒューリスティック評価)を行います。
  2. 認知研究の専門家の視点での診断
    認知研究の専門家のノウハウを活かし、見た目だけでなく、シニア層の心理面も考慮したコピーワーク、ストーリー作りの診断を行います。
  3. 科学的な視点での診断
    高齢者視界再現ツール、コントラストチェッカーなどのソフトウエアを用いて、シニア層にとって見えにくい、分かりにくいポイントを抽出し、デザインの改善に反映します。
  4. 紙媒体だけでなくデジタル媒体での診断も可能
    診断対象を紙媒体だけでなくデジタル媒体まで広げることで、マルチチャネルでの情報伝達にも対応可能です。

今後の展開

トッパンフォームズはさまざまな世代やニーズに合わせた使い勝手の良いツールの開発・提供により、円滑なコミュニケーションの実現に貢献していきます。
トッパンフォームズはデータ・プリント・サービス(DPS)やWebサイト制作などと「シニアフィット診断」を組み合わせた関連サービス全体で2018年度5億円、2019年度10億円の売り上げを目指します。

以上

※1 出典:総務省統計局ホームページ (http://www.stat.go.jp/data/topics/topi1031.htm

※「デジタルハイブリッド」「DPS」はトッパン・フォームズ株式会社の登録商標です。

※「シニアフィット診断」はトッパン・フォームズ株式会社にて、商標登録出願中です。

※その他記載された製品名などは、各社の登録商標あるいは商標です。

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TOPPANエッジ株式会社

経営企画部広報チーム
本社:東京都港区東新橋1-7-3
TEL:03(6253)5730<代表>

※ニュースリリースに記載された内容は発表日現在のものです。その後予告なく変更されることがあります。