社員紹介

工程全体を考慮した安定供給しやすい
製品設計・開発を実現したい

研究開発梅津 駿

  • 入社2年目
  • 電気電子工学専攻 修了

RFID製品の製造時における検査・評価体制の構築を担当。
工場と密接に関わる仕事のため、現場へ足を運び検証を行うことも多い。

自社工場での最先端技術を活用したモノづくり、その最終工程を担当

私の所属する部署では、RFID(ICタグ/ICラベル)の設計・開発を行っています。TOPPANエッジではRFID製品の製造も自社の工場で行っているため、製造プロセスを構築していくことも含めて研究開発をしていますが、私は主に製造現場での製品の検査・評価体制を構築するための業務に携わっています。

RFIDは無線通信で動作するので、製造時に必ず通信検査を行い、NGとなった製品を取り除くことで品質を保っています。その検査に使用するソフトウェアを開発したり、工場へ足を運び、検査ソフトの動作検証をしたり、検査方法の検討などを行うのが私の役割です。
学生時代には電気工学や回路設計などを学んでいましたが、研究テーマはモノづくりというよりはプログラム作成がメインでした。
そのため、就職したらモノづくりを行う仕事がしたいという思いが強く、世の中を便利にするRFID技術にも興味があったため、その両方を実現できるTOPPANエッジに入社しました。
検証を行う際は、初めに研究所などの研究施設で仮設を立て、検証を行い、その結果を踏まえて実際の製造現場での検証を行います。

研究開発の現場と製造現場では環境が大きく異なるので、想定外のことも多く苦労することもありますが、仮説通りに検証が進み、製造現場で滞りなく製品が製造されていくのを見ると喜びを感じます。

印刷技術とRFID製造技術、2つの技術力で高品質な製品を

入社前にTOPPANエッジに抱いていたイメージは「情報」を取り扱うことに長けた会社というイメージでした。実際に入社してみると、それ以外にもビジネスフォームなどの印刷分野の技術力もあり、紙を使った印刷に加えて、それ以外の技術を取り入れた変革にも力を入れていると感じました。
特にRFID製造分野においては、アンテナ設計などの技術に加えて、ラベル製造・印刷など、2つの分野の技術力が求められますが、TOPPANエッジはその両方の技術を持ち合わせているからこそ、お客様からのカスタマイズのオーダーに柔軟に対応できる体制があります。
私が携わっている検査工程は製造工程の最後となるので、ここで何かミスがあると、今までの製造工程全体が無駄になってしまいます。
お客様の要望に柔軟に応え、品質の良い製品を提供するために、まずは現在の役割をしっかりと果たしていきたいです。
また、検査工程に携わっていると、その製品が量産しやすい設計・仕様かどうか、というノウハウが身についてきます。将来的には今の経験を活かし、工程全体を考慮した安定供給しやすい製品設計・開発を実現できるようになりたいと考えています。

Column

ICラベルのサンプル品です。写真のようなロール形状で製造されることが一般的だということは、入社して初めて知りました。どんなシーンでも、なるべく実物を見たり、触ったりしながら、ということを心掛けています。