社員紹介

最先端技術の研究テーマに
挑戦することの難しさとやりがい

研究開発大鷲 祐貴

  • 入社4年目
  • メディア通信工学専攻 修了

プリンテッドエレクトロニクスを応用したICタグ製造の研究開発を担当。
国立研究機関のプロジェクトメンバーとして大学などへ訪問して実験を行うことも多い。

大学や他企業と協力し、環境面にも配慮したモノづくりを

私は現在NEDOという環境分野に関する国立研究機関が実施しているプロジェクトに携わっています。
プロジェクトは技術分野や事業分野によってさまざまですが、その中の1つである、ICタグのゴミ削減及び低価格化を実現するため、「プリンテッドエレクトロニクス」の技術によりすべて印刷でICタグを製造するプロジェクトを担当しています。このプロジェクトに、トッパンフォームズは現在実施しているフェーズのリーダーとして参画しています。基礎技術の開発だけではなく、最終的に製品を量産するための製造プロセスに関わる技術の開発を目的とし、大学やさまざまな分野の企業と一緒になって進めています。

私が担当する工程は、ICタグを製造する際の最初の工程となる「ゲート電極」と呼ばれる部分の作製と、ICチップとアンテナを接続する「実装」という工程を担当しています。
毎月行われるミーティングや3ヵ月に一度の全体ミーティングで方針が決定され、その方針に沿って、主に大学の研究施設に訪問して次の検証に必要なゲート電極のサンプルを作製します。このサンプルの出来が悪くなってしまったり作製が遅れたりすると後の工程全てに影響が出てしまうため、常に納期と戦いながら品質の良いサンプルを作製するのはとても苦労します。また多くの企業や大学が参画しているため、技術を優先するか量産化を優先するかで意見が食い違うこともあります。

最先端技術の研究テーマなので非常に難しいことに挑戦していますが、その分やりがいも感じていて、自分の作製したサンプル品が最終工程まで流れ、問題なく動作するものができあがったという報告を聞くと、とても嬉しい気持ちになります。

普段の生活に役立つモノを世の中へ送り出したい

配属された当初は、ICタグの設計やICチップの実装条件などをテーマとする部署に所属し、大学で学んだ電気工学や通信工学の知識を活かしてモノづくりの基本から学びました。
当時はモノづくりの初期段階の工程を中心に仕事をしていたので、量産化なども考慮した設計や納期を意識して作業をすることがなかなかできませんでした。現在のプロジェクトに携わるようになって、部署も製造プロセスを中心とした研究開発を行う部署へ異動となり、製造プロセス全体を意識するようになったのと、特に納期に関しての意識が高くなったと感じています。
決められた時間の中で、どうすればより良い製品が生み出せるのかを考えるようになったのが、一番成長を実感できたポイントです。
今は、研究開発の醍醐味でもある、生活に役立つ製品を世の中に出していくことを目標に仕事に取り組んでいます。
現在取り組んでいるプロジェクトが成功すれば、普段の生活で目にするようなモノに活用されていく可能性も十分にあるので、早くその日が実現できればと思います。

Column

ゲート電極のサンプルを作製した際は、測定器にかける前に必ず目視で品質をチェックしています。いつも同じ目線でチェックができるよう、このルーペを使ってじっくり観察します。