保永堂版「東海道五拾三次絵巻」が「江戸の美意識」をテーマにしたイベント「第12回EDO ART EXPO」で特別公開

2019年9月13日

　トッパン･フォームズ株式会社が東京都中央区に寄贈した、歌川広重の保永堂版「東海道五拾三次絵巻」が、9月20日（金）から9月29日（日）までの期間、「第12回EDO ART EXPO」の浮世絵展示会場である中央区立郷土天文館「タイムドーム明石」にて特別展示されます。

　「第12回EDO ART EXPO」は、9月20日（金）から10月8日（火）までの期間、東京都中央区、千代田区、港区、墨田区の名店、企業、ホテル、神社仏閣や文化・観光施設など、既存の施設約60カ所が会場となり、浮世絵を中心に江戸から続く日本の伝統的文化、芸術を紹介するイベントです。本イベントは、文化庁が行う、2020年以降を見据えた日本文化の魅力を発信する事業「beyond2020」プログラムとして認証されています。

　このたび展示される保永堂版「東海道五拾三次絵巻」は、ボストン美術館に所蔵される浮世絵原画の非常に繊細な色彩を高精細なデジタル印刷技術により高品位で複製し、絵巻物という形態により55枚の浮世絵を連続して鑑賞することを可能とした製品です。また採用した原画の大半を占めるスポルディング・コレクションは、繊細な色彩を持つため、作品保護の観点から公開展示が禁止されており、原寸大による複製は学術的にも大変価値の高いものです。

　当社は、今後も文化財の復刻・複製を通じて日本の伝統的文化の保存と発信に持続的に貢献していきます。

■展示の詳細

• 日時：2019年9月20日（金）～9月29日（日）
• 会場：中央区立郷土天文館「タイムドーム明石」
• 住所：〒104-0044　東京都中央区明石町12番1号　中央区保健所等複合施設6階
• URL：https://tokyochuonet.wixsite.com/edoartexpo

以上