お知らせ

静岡県と三島市にボストン美術館所蔵原画を再現した「東海道五拾三次絵巻」を寄贈
~「第3回東海道57次交流会」で当社社員が登壇し、東海道の魅力を発信~

2019年9月30日

 トッパン・フォームズ株式会社は9月28日、三島市民文化会館で行われた「第3回東海道57次交流会」にて、旧宿場町がある静岡県と静岡県三島市に地域教育支援の一環として、ボストン美術館所蔵の非公開作品を原寸大で再現し絵巻化した歌川広重の保永堂版「東海道五拾三次絵巻」を寄贈いたしました。
 「第3回東海道57次交流会」は、静岡県および三島市が地域住民を対象に貴重な歴史遺産である旧東海道を正しく後世に伝承する活動の一環として開催されたもので、第三部の「53次と57次」解説コーナーには、当社社員がパネラーとして登壇し、東海道の魅力について発信しました。
 今後も江戸時代の風景や風俗を美しい色彩で再現した「東海道五拾三次絵巻」を多くの県民や市民の皆様に鑑賞いただくことで、静岡県および三島市の伝承活動の一助になることを願っています。

 当社は2018年3月より、高精細なデジタル印刷の技術を活かした同製品の製造・販売をしております。「東海道五拾三次絵巻」は、ボストン美術館に所蔵される高品位の浮世絵原画を復刻し、絵巻物という形態にすることで55枚の浮世絵を連続して鑑賞可能にした製品です。また採用した原画の大半を占めるスポルディング・コレクションは、繊細な色彩を持つがゆえに公開展示が禁止されており、原寸大による複製は学術的にも大変価値の高いものです。
 今後も他の宿場町への同製品の寄贈などを通じて、持続的な文化貢献活動を実施していく予定です。

左から静岡県知事 川勝 平太 氏、当社執行役員企画本部長 米田 広宣、三島市長 豊岡 武士 氏
左から東海道町民生活歴史館 館長・館主 志田 威 氏、当社企画本部 紀井 規子が登壇。「53次と57次」解説コーナーで「広重の描いた五十三次の魅力と謎」と「古文書が伝える五十七次と現在の見所」を説明した。
寄贈した保永堂版「東海道五拾三次絵巻」

■保永堂版「東海道五拾三次絵巻」の詳細は以下のURLからご覧ください。
 https://www.toppan-f.co.jp/culture/product/bunkazai.html#bosuton

以上