経営戦略

経営の基本方針

当社グループは、「社会益」「会社益」「個人益」の三益を一つのごとく扱い、どれか一つでも欠けてはならないという「三益一如」を経営信条とし、その実践を通じて、当社を取り巻く社会、環境、そして顧客をはじめとしたさまざまなステークホルダーと調和しながら持続的に成長することを目指しております。

目標とする経営指標

当社グループでは、収益性ならびに投資効率を持続的に高めていくことが企業価値の最大化に繋がるものと認識しております。目標とする経営指標としては、売上高営業利益率と連結自己資本当期純利益率(ROE)を重視しており、その向上に努めてまいります。

中期経営戦略

当社グループの主力事業であるビジネスフォーム、DPSは、顧客業務のIT化・ネットワーク化による構造的な変化が進んでおります。
こうした事業環境の変化に対応し、持続的な成長を実現していくため、当社グループでは次の4つを経営課題とし、重点的に取り組んでまいります。


1.事業ポートフォリオの再構築による経営資源配分の最適化
当社グループの事業を再編し、成長余地の大きい分野へ経営資源の集中を図ります。具体的には、(1)DPSとデジタルソリューションを中心に据え、BPO、ビジネスフォームなど、紙とITの領域のさまざまなサービスを組み合わせることで、企業の業務ワークフローと顧客コミュニケーションをトータルにサポートする「デジタルハイブリッド事業」、(2)高い収益性が期待されるペイメントサービスとシステム運用受託に加え、RFIDを中心としたIoT関連、カード関連を含めた「ITイノベーション事業」、(3)付加価値が高い情報機器や開発商品を中心に、サプライ品を含めた「ビジネスプロダクト事業」、(4)タイ・香港・シンガポールのさらなる深耕に加え、高い成長性が見込まれるASEANを中心に事業拡大を目指す「グローバル事業」の4つに区分し、事業の成長を促進いたします。


2.新事業・新サービスの創出・育成
今期からの2カ年を持続的な成長基盤を構築するための事業投資・構造改革フェーズと位置づけ、従来の事業領域にとらわれず新たな価値や需要を創造するフロンティアビジネスへの挑戦を加速します。具体的には、資本・業務提携を行った株式会社アスコエパートナーズとの連携強化による自治体業務効率化モデルの構築や、スポーツ・ヘルスケア領域におけるパーソナルデータの管理・活用モデル開発、IoT・FinTech・AIなど最新の技術領域における取り組みを推進してまいります。


3.収益構造の強化
グループ企業の再編や生産拠点のさらなる集約、業務プロセスの改革による事務の効率化や人員配置の最適化など、製造・販売の両面において、生産性の向上とコスト削減に向けた取り組みを強化してまいります。併せて、当社グループの強みである紙とITを組み合わせたソリューションの展開による高付加価値化を推進し、収益性を高めてまいります。


4.革新を生み出す企業風土のさらなる醸成
挑戦を促す制度改革と支援体制の充実を図り、幅広い見識を兼ね備えた経営感覚に優れた人材を育成し、革新を生み出す企業風土のさらなる醸成を進めてまいります。

また当社グループは、さまざまなステークホルダーを強く意識した企業活動を通じて、企業としての社会的責任を果たしてまいります。


地球環境の保全への取り組みとしては、環境マネジメントシステム(EMS)を推進し、事業活動における環境負荷の低減を図るとともに、環境配慮型製品の開発・提供を通じて環境保全に貢献してまいります。


コンプライアンス、リスクマネジメントにつきましては、専門部署を中心とした全社的な教育や専門委員会などの運営により、法令遵守・情報セキュリティ施策・事業継続計画などの実効性を高める活動を継続的に推進してまいります。